マンションの鍵を紛失してしまったなどの理由で、鍵を交換したい場合、勝手に交換しても良いのか、どこに連絡するのか、費用はいくらかかるか不安になります。
分譲、中古、賃貸などマンションにも様々な形態があります。
エントランスにオートロックが備わり、その鍵の種類によっても、勝手に玄関の鍵交換が難しいケースになる場合もあるため、お住いのマンションの鍵をよく知ることも大切です。
今回はマンションの鍵を交換したい場合の対応について、マンションの契約形態やエントランスのオートロックの有無なども含め、鍵の交換方法や手順について紹介します。
賃貸マンションの場合は管理会社に連絡
賃貸マンションの鍵を交換したい場合は、管理会社に連絡しましょう。
勝手に鍵を交換することは契約違反となる恐れがあり、トラブルの原因になります。
エントランスのオートロックキーと共有する鍵の場合は、自分の部屋の鍵とエントランスの鍵が別々になり、2本の鍵を持ち歩く必要が出てくる可能性もあります。
紛失などの理由で鍵を交換したい場合は、管理会社に相談し、マンションやアパートでは可変タンブラーシリンダーを採用していることもありますので、その場合キーシリンダーを交換しなくても新しいパターンの鍵を作成することが可能です。
マンションの鍵紛失の場合の注意点
マンションの鍵を紛失して、その鍵がエントランスの鍵と兼用の場合、悪意のある第三者が鍵を拾い、場所が特定されてしまうと、マンションの敷地内のみならず、自宅に進入される危険があります。
実際には、住所を特定される物と一緒に紛失した場合以外は、マンションの住所を特定され悪用されるケースは低く、自宅のシリンダー交換または可変タンブラーシリンダーで鍵パターンの交換、エントランスのオートロックは暗証番号方式への変更となどの対応が多く見受けられます。
鍵紛失の場合は遺失届を
マンションの鍵を紛失してしまった場合は、最寄りの警察署や交番に遺失届を出しましょう。
鍵を拾った人が、警察署や交番に届けた場合、連絡をもらえる可能性が高くなります。
鍵のみでは判断できない場合がありますが、特徴のあるキーホルダーが付いている場合は、特定されやすくなります。
分譲・中古マンションの場合の鍵交換
分譲・中古マンションで、エントランスに鍵が無い場合(年数の経過した中古マンションに多い)は、ご自身所有のマンションなら自由に鍵を交換することが可能です。
エントランスにオートロックがある場合には、賃貸マンション同様、管理会社に相談する必要があります。
エントランスの鍵はそのままで、自分の部屋の玄関の鍵を新しいパターンに交換し、スマートロックなどのキーレスキーにしたい場合も管理会社に連絡しましょう。
鍵交換の費用
外側にギザギザのあるキーシリンダーの場合2万円前後、外側に溝が無く、内側に丸い模様で彫られている防犯性に優れたディンプルキーシリンダーの場合3.5万円前後です。
新しく交換するなら、ディンプルキーシリンダーがおすすめで、各メーカーから多く販売されています。
鍵を交換するタイミングでスマートロックなどのキーレス錠にする場合は、5万円前後(スマートロックの種類によって異なる)見込まれます。
現在使用しているドアの鍵に後付けのスマートロックを取付けたい場合には、1万円以下の製品もあり、キーシリンダーや既存のサムターンを交換せずに取付けることが可能です。
まとめ
エントランスのオートロックがある場合には、分譲・中古・賃貸問わず、管理会社に連絡しましょう。
賃貸マンションの場合は、エントランスの有無に関わらず管理会社に連絡しましょう。
鍵紛失の場合は、最寄りの警察署または交番に遺失届を出しましょう。
鍵について不明な点があったり、交換をご自身で手配する場合には、鍵の専門業者にご連絡ください。
