ミニバンやSUVが人気を集め、コンパクトカーはハッチバックスタイルが多く、トランクルームのある3ボックススタイルの「セダン」は少数派です。
ミニバンやSUV、ハッチバックの場合、室内からトランクルームにアクセス可能のため、リアゲート(トランク)が開かなくてもドアのロックさえ開錠できればなんとかなるでしょう。しかし、セダンの場合、トランクの中に入れた物が取り出せなくなる可能性があります。
今回は、車のトランクが開かなくなった時の対処法について紹介します。
エースロック鍵屋 目次
トランクに鍵を閉じ込めた場合
スマートキーが普及している中、鍵の閉じ込めトラブルは少なくなっています。
しかし、ワイヤレスキーや通常の鍵を使用する車やスマートキーの電池が少ない状態の場合、鍵の閉じ込めが発生します。
JAFに救援を依頼
JAFに加入している場合、鍵開けの依頼を行うことが出来ます。作業料金はかかりません。
JAF未加入の場合は、15,230円の費用がかかります。
自動車保険の特約による救援依頼
JAFに加入していない場合には、ご自身が契約している自動車保険の特約が使えます。
その際は、専門業者に直接手配せず、ご加入の保険会社に連絡しましょう。
ロードアシスト等の特約を使用して鍵開けを依頼しても、翌年の等級に影響せず、保険料も上がらないメリットがあります。
自動車保険の特約で対応が出来なかった場合には、鍵のトラブルを取り扱う専門業者に依頼しましょう。
電気式でバッテリーが上がった場合
トランクオープナーが電気式の場合、バッテリーが完全に上がってしまうと開けることができなくなります。
ドアはスマートキーのメカニカルキーを開けることが出来てもトランクは開きません。
ジャンプスターターやブースターケーブルでエンジンがかかる状態になってから開けましょう。
セダンも可倒式リアシートある場合も…
トランクが開かなくても室内からトランクにアクセスできる場合があります。
ステーションワゴンやSUVに多く装備される可倒式リアシートがセダンにも装備されていることがあります。ヘッドレストの近くにレバーが無いか確認してみましょう。
リアセンターアームレストの奥が開くトランクスルーのみ装備された車もありますが、スペースが限られているため、トランクの両端に荷物がある場合には取り出せません。
オープナーのワイヤーが切れた場合
トランクオープナーを引いても開かない場合は、トランクオープナーのワイヤーが切れるなど破損している可能性があります。
トランクに鍵穴があり、直接鍵穴を回して開く場合はワイヤーが切れたか故障している可能性が高くなります。
早めにディーラーなど修理工場に持ち込みましょう。
電気系統の故障でも開かなくなる
トランクオープナーが電気スイッチ式の場合、電気系統の故障で開かなくなります。
スマートキーの電池切れやバッテリー上がりが生じていないのに、スイッチが作動しない、スマートキーから開けることができない場合は電気スイッチ等の故障が予想されます。
早めにディーラーや整備工場に持ち込みましょう。
トランクのロック部分や鍵穴が破損した場合
トランクの鍵穴に鍵を挿し込んでも開かない場合は、鍵穴の劣化や鍵がすり減って合わなくなっている可能性が考えられます。車内のオープナーから開く場合は鍵穴、シリンダーの劣化と言えるでしょう。
シリンダーの交換が必要になります。
ロック部分が故障した場合は、トランク内側の内装を外し、ロックレバーを直接操作することで開けることができますが、自信がない場合は業者に依頼することをおすすめします。
思わぬケガや、故障、破損を招く恐れがあります。
また、可倒式リアシートを装備するセダン以外ではトランクルームにアクセスできませんので作業できません。
まとめ
トランクオープナーのワイヤーやロック部分の故障、電気系統の故障が無い場合は、たいていトランクを開けることができます。
鍵を閉じ込めた場合には、JAFなどのロードサービスや鍵業者に連絡して、鍵開けを依頼しましょう。