突然他人の車を運転することになった場合、自動車保険に注意が必要です。
契約条件が本人限定や家族限定、年齢制限によりご自身が該当しない場合、保険適用外になります。

そのような時に便利なのが1日だけ加入可能な自動車保険です。
「ちょいのり保険」や「1DAY保険」などと呼ばれる保険があり、ネットやコンビニで手軽に加入可能な自動車保険です。

今回は、1日だけ利用したい自動車保険とはどのような保険なのか、メリットやデメリットも含め詳しく解説します。

1日だけ加入できる自動車保険とは

車を持っていなくて友人や親から車を借りたい場合、保険が運転者の条件から外れている時に手軽に加入できる自動車保険です。

24時間単位のため、朝7時から1日24時間の保険を契約すると、翌日の朝7時まで保険が適用されます。

1年契約の一般的な自動車保険同様、対人対物賠償、事故相手の車の修理費用が時価額を越えてしまった分を補償する対物超過修理費用特約もあります。
搭乗中のケガは搭乗者傷害特約、自損事故の場合のご自身のケガは自賠責保険から出ませんので、自損傷害保険を利用できます。

借りた自動車の修理は、車両復旧費用保険が車両保険に相当しますので、修理費を補償してくれます。

1日だけの自動車保険　加入の条件とは？

ご自身が自動車保険に加入していないこと
車の名義が自分自身の名義、配偶者の名義ではないこと
レンタカーやカーシェアリングの車両ではないこと(「わ」ナンバーではないこと)
緑ナンバーや黒ナンバーの事業用自動車でないこと
4ナンバーや1ナンバーの貨物登録でないこと
法人名義でないこと(ローンによるディーラーや信販会社所有は可能)
上記内容に該当しなければ、1日だけの自動車保険に加入して車を運転できます。

ご自身が自動車保険に加入している場合は「他車運転危険補償特約」によって、他人の車を一時的に借りて事故に遭った場合でも補償されます。
3、5、7ナンバーの自家用乗用車(軽乗用も含む)であることが条件です。

1日だけの自動車保険　気になる保険料は？

1日だけの自動車保険の保険料は、多くの保険会社が800円から加入可能です。
最安プランの場合は、車両復旧費用保険(車両保険)が付いていません。事故により車を破損させてしまった場合、自己負担で弁償しなければなりません。
1日だけの自動車保険に加入する場合、車を貸す方も借りる方も安心できるよう車両復旧費用保険(車両保険)の付いたプランがおすすめです。

ローソンやファミリーマートで加入できる自動車保険は東京海上日動火災保険の「ちょいのり保険」で、保険料の参考例を紹介します。

対人対物賠償、対物超過修理費用特約、搭乗者傷害、ロードアシストなど最低限の補償があるシンプルプランが800円です。
車の修理費用が補償される車両復旧費用保険をプラスしたレギュラープランは1,800円、弁護士費用特約まで付いたプレミアムプランは2,600円です。

三井住友海上の1DAY保険の場合、車両保険込で2,500円、あいおいニッセイ同和のワンデーサポーターも2,500円です。

1日だけの自動車保険　メリットとデメリット

メリットとしては、1日あたりの保険料が800円～2,600円で手軽に加入できます。
携帯電話のキャリア決済やコンビニ決済、クレジットカード決済で手軽に決済可能です。
等級制度や年齢条件設定がありませんので、保険料が一律で安心して利用できます。
保険会社によっては、利用回数により割引があります。

気になる注意点やデメリットは、キャリア決済やクレジット決済など保険料支払方法が限定されています。
車両保険を付けたい場合は、1週間以上前に申し込む必要があり、借りるときには間に合わない場合があります。
運転する頻度が高い場合、運転するたびに申し込む必要があります。

まとめ

ご自身が自動車保険に加入しておらず、年齢条件や運転者限定のため、補償対象外の車を借りて乗る場合に、1日だけ加入できる自動車保険に加入すると安心です。

レンタカーの利用時には加入できません。
保険料は24時間800円～のため手軽に加入することができます。

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