鍵をかけたはずなのに、なぜ開いているの？
このような経験を持つ方は意外と多いのではないでしょうか？
本当に鍵をかけ忘れ(被害なし)のケース、後から出かけた家族のかけ忘れのケースが多いのですが、しっかり施錠していても不正に開けられてしまっている可能性もあります。

しっかり施錠していても開けられてしまうケースのほとんどは空き巣被害に遭ってしまったケースが多く、なぜ不正に鍵が開けられてしまうのか気になるところです。

今回は、玄関の鍵が不正に開けられている、鍵をかけていても開けられてしまうリスクや空き巣被害を抑制する防犯対策について紹介します。

空き巣に入られたケース

玄関の鍵をかけ忘れで空き巣に入られたケース以外で、しっかり玄関の鍵をかけていたのに侵入されてしまうこともあります。

玄関の鍵がピッキングされてしまったケース、ドアスコープから工具を入れてサムターンを回転させて開錠してしまうケース、ドアスコープがない場合、小さな穴を開けてサムターンを回すケースが考えられます。

玄関の鍵がピッキング耐性に優れているタイプの鍵だったり、二重ロックの場合には、裏庭の窓ガラスを割って侵入したり、施錠されていない窓ガラスを見つけて侵入するケースも考えられます。

空き巣の被害に気づいたら警察へ通報

帰宅して玄関を開けた時に、部屋が荒らされている、足跡が残っているなどおかしいと感じた時には、すぐに警察に連絡しましょう。

すぐに部屋を出て警察に電話することが大切で、まだ室内に犯人がいるかもしれないため、鉢合わせして危害を加えられるリスクを無くさなければなりません。
また、警察が到着するまでは部屋を片づけずそのままの状態にしておきましょう。

合鍵を持つ不審者？心当たりはないか？

合鍵を渡した別居の家族や恋人、親友、家政婦など把握しておくことが大切です。
合鍵が不要になった際には返してもらっていますか？また、家族の誰かが同様に合鍵を渡している可能性もあります。
空き巣被害のみならず、ストーカー被害にも注意が必要です。

管理会社や大家さんが合鍵を持っているのは当然！と思われがちですが、管理会社の社員が無断で合鍵を作成し、暴行や窃盗などの事件を起こしてしまう事件が遭ったことを背景に、合鍵を持つ管理会社が疑われるのを防ぐため、合鍵を管理しない管理会社が増えています。

空き巣被害を抑える対策

一度鍵を不正に開けられてしまったことがある、空き巣被害に遭った、不審者と思われる人物がいるかもしれないと感じた時は、近くの警察署に相談してパトロール強化をお願いしたり、対策を講じることも大切です。

玄関の鍵が不正に開けられるのを防ぐために、防犯性の高い鍵に交換する、サムターン回しの被害に合わないために、サムターンカバーを取付けるなどの対策もおすすめです。

防犯カメラの設置

玄関や門周辺に防犯カメラを設置する、同時に人を察知するとライトが点灯するセンサーライトも有効です。

突然ライトが光る、防犯カメラを犯人が確認することで侵入が難しいと判断すれば、被害を未然に防ぐことが可能です。

ホームセキュリティの導入

ホームセキュリティは、毎月の費用はかかりますが、玄関をはじめ、窓に閉め忘れを警告するセンサーや、無理に開けられたときにはセキュリティ会社に通報する装置があります。

万一の際に、どのくらいのスピードで駆けつけ対応が可能かどうか、対応力はどうなのかなども考慮し導入を検討するのも対策のひとつです。

ディンプルシリンダーキーの導入

外側にギザギザのあるディスクシリンダーキーやピンシリンダーキーは、対ピッキング性に弱い傾向にあり、ロータリーシリンダーでも長年使用すると防犯性は低下します。

ピッキング耐性の高いディンプルシリンダーキー(鍵の内側に丸い溝がある)がおすすめで防犯性を高めるためにはおすすめです。鍵業者へ相談して鍵の交換を検討しましょう。

まとめ

施錠していても玄関の鍵を開けられてしまうケースは空き巣被害が多く、玄関以外の窓ガラスから侵入されるリスクにも注意が必要です。

過去に合鍵を渡した家族や知人を把握しておきましょう。

空き巣被害にあったら警察へ連絡しましょう。

防犯性の高い鍵に交換する、防犯カメラを設置するなどの対策がおすすめです。鍵の専門業者に相談して玄関の防犯性を高めましょう。

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