イモビライザー付き車で鍵紛失してしまった場合の費用と作業内容とは?
現在、新車で販売している多くのクルマは、盗難防止のためIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備しています。およそ10年前から急速に普及し、中古車で購入したクルマにも装備している場合が多くなりました。
イモビライザー付きのクルマの場合には、合い鍵を複製しただけでは、エンジンの始動はできません。IDの登録及び、車両側のコンピュータIDと一致させなければなりません。
イモビライザー付きのクルマの鍵を紛失してしまった場合の対処方法、作業内容や費用について紹介します。
エースロック鍵屋 目次
イモビライザー付きの鍵紛失時には鍵業者に連絡がベスト
あれ!?クルマの鍵が無い!クルマの鍵を紛失してしまった場合には、その場からの移動手段を失います。鍵を車内に閉じ込めただけであれば、JAFのロードサービスや自動車保険のロードサービスが使えますが、紛失時には、JAFでは鍵開けのみの対応で、自動車保険のロードサービスは大抵対応外となります。
迷わず、落ち着いて、もう一度心当たりの場所を探すとともに、鍵業者に連絡することをおすすめします。
連絡手段を失わないためにも、車内にスマートフォンや携帯電話を残したままにしないように注意しましょう。
イモビライザー付きの鍵紛失時の作業内容と費用
イモビライザー付きのクルマの鍵を紛失してしまった場合、ドアの開錠ができれば、家族にスペアキーを持ってきてもらえる場合、作業はドアロックの開錠までで大丈夫です。
スペアキーが全く無い場合や、自宅から遠くすぐにスペアキーが手に入らない場合は、スペアキーの作成を行わないとエンジンの始動ができません。
イモビライザーのIDのリセット作業から、クルマのコンピュータIDの登録、スマートキーのIDの登録作業が必要になり、費用は高めになります。
ドアの開錠のみの場合の費用は?
ドアさえ開けば、何とかなる場合には、ドアの開錠作業のみで大丈夫です。鍵業者の場合、約8,000円~の作業になります。
ロードサービスのJAFに加入している場合には、連絡しましょう。JAF会員の場合は、無料で鍵開け可能です。非会員の場合には、15,230円の費用がかかります。
JAFに加入していない場合には、鍵業者に連絡したほうが、約半分の費用で済む場合があります。
ドア開錠後にスペアキーを入手して移動可能であっても、最寄りの警察署に鍵の紛失届の提出を忘れずに行いましょう。また、万一の悪用、盗難の危険を回避するために、コンピュータのリセット及びIDの再登録、スペアキーの作成をおすすめします。
スペアキーの作成のみ行いたい場合には、ディーラーに依頼しても鍵業者に依頼しても2万円前後で金額はあまり変わりません。
※価格については、調査時のもので実際の費用については、JAF、ディーラー、各メーカー、鍵屋さんに詳細はお問合せください。
スペアキーが無い カギの作成まで必要な場合の費用は?
鍵業者の場合、駆けつけたその場で、ドアの開錠から、合い鍵の作成、イモビライザーのID登録まですべて対応可能です。
JAFに加入している場合でもJAFでは、合い鍵の作成までは行っておりません。
鍵業者に救援を依頼し、イモビライザーキーの作成を依頼する場合、約35,000円~の費用がかかりますが、その場で、合い鍵の作成からイモビライザーのIDのリセット、コンピュータへのID登録などすべて行うことが可能です。
多くの鍵業者の場合には、コンピュータの交換を行わず、イモビライザーの設定が可能ですので、ディーラーに依頼するよりも、費用が抑えられ、その場でクルマが使えるようになるメリットがあります。
ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー費用+鍵の作成費用に加え、ディーラーでは、コンピュータの交換を行うケースがほとんどであり、クルマが使えない期間は1~2週間、費用は10万円~20万円(メーカー・車種により異なります)必要な場合があります。
※価格については、調査時のもので実際の費用については、JAF、ディーラー、各メーカー、鍵屋さんに詳細はお問合せください。