オフィスでのセキュリティ強化や、ホテルやレンタルスペース運営にあたり、各種プラットフォームと連動させて鍵をアプリで配信することが可能なスマートロックは、コロナ禍の今、非対面ビジネスソリューションとして注目されています。
今回は、数多く販売されているスマートロックの中で、オフィスやホテル、レンタルスペースにおすすめのスマートロック・スマートキーを紹介します。
edロックPLUS
テナントオフィスや中小規模のオフィスにおすすめのスマートロック「edロックPLUS」は、株式会社アルファが提供しています。
タッチパネルを採用した暗証番号、おサイフケータイ機能を搭載したスマートフォンによる解錠、ICカードによる解錠(別売)、車のスマートキーなどに貼り付けることが可能なシールキー(別売)よる解錠など、様々な操作方法を選ぶことが可能であり、スタッフ、従業員の利便性を重視しています。
暗証番号やおサイフケータイ機能を利用した解錠の場合、物理鍵やカードの紛失・破損のリスクがないので安心です。
故障など困ったときには、アルファコールセンターで24時間365日電話受付を行っています。深夜の時間帯の勤務交代でスマートロックの不具合が発生しても問い合わせが可能です。
電源は、単三電池を使用し、電池の寿命は約2年でアルカリ乾電池を使用しますが、気温0度を下回る寒冷地での使用はリチウム乾電池の使用を推奨しています。
電池切れや故障時には、物理鍵の利用も可能であり、セキュリティ性の高いディンプルキーの使用が可能です。
電池が少なくなり、電池が無くなる100回前から音とランプでお知らせしますので、電池切れの警告が出たら早めに交換しましょう。
本体価格は取付け費用込みで49,800円です。商品のみの販売もありますが、確実に取付けるためには取付けてもらうことをおすすめします。
レバーハンドルタイプの約7割のドアに取付が可能で、ドアへの追加施工が不要なためドアを傷める心配が無いのもメリットのひとつです。
ドアを傷める心配が無くてもテナントオフィスなど賃貸の場合は、取付けるにあたって、管理会社などに確認が必要な場合があり、取付けて問題無いか事前に確認することをおすすめします。
RemoteLOCK
株式会社構造計画研究所が日本国内で独占販売権をもつリモートロックは、米国RemoteLock社の製品です。
wifiを通じてインターネットに接続し、クラウド上で多数の利用者の入室管理を可能にしています。
利用者への暗証番号やQRコードの鍵発行をリモートで行えるため、スタッフの削減やコロナ禍での非対面での鍵の受け渡しを容易にしています。
ホテルやレンタルスペースでは、キーレスフロントオペレーションを実現し、フロントへの24時間スタッフ常駐など人件費の抑制、利用者への物理鍵を渡さないため、キーの閉じ込みや鍵の紛失・持ち帰りのリスクを解消しています。
24時間会員が自由に入退室したいフィットネスジムの運営、管理にもおすすめです。
セキュリティ面では、オートロック機能も備わり、利用者に与えた暗証番号は有効期限を設定可能なため、利用後に不正に入室される心配もありません。
利用後の清掃業者等の入室も、時間でしっかりコントロールすることが可能なメリットもあります。
管理者は、遠隔で操作するため、その場に居る必要がなく、複数の施設をクラウドで一元管理できるメリットがあります。
リモートロックのハードウェアは、暗証番号を入力するタッチパネルが装備された製品がメインです。
リモートで利用者へ暗証番号でキーを発行することで、利便性とキーの紛失リスクを回避しています。ICカードでの入室も対応していますが、紛失リスクは避けられず、決まった人のみが利用するオフィスのキーに利用するなど、利用者を限定している場合おすすめです。
オフィスやビジネスホテルで活躍スマートロック
セキュリティを重視した入退室管理やリモートでのキーの発行や受け渡しに役立つスマートロックの種類は数多く販売されています。
利用用途に応じて、暗証番号、ICカード、スマートフォンでの解錠方法があり、最も適した製品、システムを選ぶ必要があります。
スマートロック選びに迷ったら鍵の専門業者に相談するのもおすすめです。