オートロックに対応するなど防犯性に優れているカードキーは、マンションのエントランスドアに採用されていたり、ビジネスホテルの鍵として利用されています。また、戸建て用の鍵としてカードキーへの変更を検討されている方もいるのではないでしょうか。
カードキーの場合、便利な反面、何らかの原因で鍵が開かなくなったりする不安などのトラブルも想定され不安になります。
今回は指し込み型カードキーの防犯性とどのようなメリットやデメリットがあるのかについて紹介します。
差し込み型カードキーの防犯性
差し込み型カードキーは、磁気カードに部屋情報などを記憶させることも可能で、ビジネスホテルの部屋の鍵としても多く利用されています。
カードキーの場合、従来の鍵のように鍵穴がありません。鍵穴からのピッキングの被害を防ぐことが可能です。
また、カードキーの複製は非常に困難であり、勝手に合鍵としてのカードキーを作成される心配も少なくなります。
オートロックに対応しているため、外出時に鍵の閉め忘れ防止に繋がります。
マンションのエントランスや自宅玄関に差し込み型カードキーを設置した場合、第三者の進入を防ぐ効果が高くなります。
差し込み型カードキーのメリット
カードキーは携帯性に優れています。ほとんどのカードキーは、国際規格でサイズが決まっている一般的なクレジットカードと同等のサイズであり、財布のカードポケットやカードケースに入れて持ち運ぶことができます。
オートロック機能により、鍵のかけ忘れがなく安心で、カードを持ったことを確認したらそのまま外出するだけで大丈夫です。
鍵を開ける場合も、磁気カードをカードリーダーに差し込むだけで解錠できたり、差し込んだままドアノブを操作するなど、従来の鍵と比べてスマートな操作でドアを開けることができます。
従来の鍵の場合、キーホルダーを付けるなど工夫しながら単体でポケットやカバンに入れて持ち運ぶ人も少なくありません。
しかし、ポケットから他の物を取り出した拍子に鍵を落してしまうリスクも高く危険です。
カードキーの場合、財布やカードケースに入れて持ち運ぶことが可能なため、外出先で落してしまうリスクは減ります。
差し込み型カードキーのデメリット
差し込み型カードキーの場合、磁気カードがほとんどのため、磁気を帯びたカードと一緒に保管すると、磁気不良になり、カードで解錠できなくなる恐れがあります。
出来るだけ磁気を帯びたカードと一緒に保管しないようにしましょう。
カードキーは従来の鍵のように金属製ではなく樹脂製です。
熱に弱く、真夏の車内に放置した場合、カードが変形してしまう可能性もあります。
カードキーをケース等に入れず、そのまま持ち歩くと、座った拍子にカードが折れてしまう可能性もあります。カードが折れてしまった場合使用できなくなります。
カードキーは複製が困難で防犯性に優れている反面、カードキーを破損させたり紛失するなど全て無くしてしまった場合には、鍵開けの費用やカードキーの作成費用など高額になります。カードキーの取り扱いは十分に注意しましょう。
マンションのエントランスやビジネスホテルの部屋の鍵の場合は、電気工事を行った電気式のため、停電時に作動しなくなる可能性があります。
自宅玄関用に後付けした差し込み型カードキーの場合、電池式であることが多く、電池切れで解錠出来なくなる可能性もあります。定期的に電池を交換することをおすすめします。また、電池残量が少なくなると警告してくれるタイプの場合は、警告が出たら速やかに電池交換を行いましょう。
カードキーの場合、オートロックのためカードキーを携帯せず外出した場合、中に入ることが出来なくなります。ゴミ出しや来客時には、閉め出しに遭わないよう十分に注意しましょう。
