シルビアは日産のFRスポーツクーペであり、2002年まで販売されました。1988年に登場したS13と呼ばれるシルビアが歴代で最も売れたモデルであり、30年以上経過しても人気は衰えません。
姉妹車には180SXがあり、北米仕様は240SX、欧州仕様は200SXとして海外でも販売されています。
S13に加えて、25年が経過しているS14の人気が高まっていることから、シルビアの盗難には警戒しなければなりません。今回は、国内外で人気が高まるシルビアの盗難防止対策について紹介します。
エースロック鍵屋 目次
SR20DETエンジンが狙われる
S13シルビアと180SXの前期モデルは、CA18DE型の1.8LツインカムエンジンとCA18DET型(170馬力)の1.8Lツインカムターボエンジンを搭載しました。
1991年のマイナーチェンジで2.0LのSR20DE型及び2.0LツインカムターボのSR20DET型(205馬力)に変更されました。
このSRエンジンはシルビアの最終モデルであるS15まで搭載され、最終的には250馬力(MT車)まで引き上げられています。
S13及びS14のターボエンジン搭載グレード「K’s」は高値で取引され人気です。
アメリカで需要が高まるSR20DET
製造から25年を経過したシルビアは、アメリカで右ハンドルのまま乗ることが可能です。180SXは240SXとして販売されていました。240SXのエンジンは1BOXタイプのラルゴに搭載されたKA24DE型と呼ばれる2.4Lエンジンであり、パワー不足が否めませんでした。
日本仕様のターボエンジンは非常に魅力的であるためエンジン載せ替え目的でシルビアや180SXが購入されます。エンジンやドレスアップパーツ目的での盗難にも注意しなければなりません。
シルビアの国内相場は?
S13シルビアの価格帯は150~400万円以上です。ほとんどが10万キロ以上の走行や修復歴のある個体で、ターボのK’sは少数です。走行距離が少なく修復歴の無い個体は400万円を超えます。
S14シルビアの価格帯は90~330万円です。ほとんどがターボなしのQ’sであり、ターボのK’sは少数です。S13よりも価格帯は高くありませんが、程度良好なK’sのMT車は今後さらに値上がりするでしょう。
シルビアにイモビライザーは未搭載
シルビアには、最終モデルのS15も含めてイモビライザーは装備されません。
シルビアにおすすめなセキュリティ対策
シルビアには、イモビライザーが装備されませんので、後付けの盗難防止装置がおすすめです。
ドライブレコーダーやエンジンスターターで有名なユピテルのパンテーラは、日本の駐車環境に配慮した設計で、日本最高峰クラスのセキュリティです。
ドア/ボンネット/トランクの解放検知、エンジン始動検知、2ポイントイモビライザーなどパンテーラシリーズのベーシックモデルから装備されます。
シルビアはターボエンジン車が人気のため、ターボタイマーはおすすめです。ターボエンジンをすぐに停止すると、オイル循環が止まり、高温のタービン軸と軸受けメタルが焼きつく恐れがあります。
走行後にアフターアイドリングが可能なターボタイマーをパンテーラはオプションで取付けることが可能です。
パンテーラは安心の日本製であり、盗難発生警報装置技術基準適合品、イモビライザー技術基準に適合しています。
盗難防止には駐車監視機能付きドラレコも有効
シルビアは、ドレスアップやチューニングされた車が狙われる傾向にあります。イタズラ防止のため、駐車監視機能付きのドラレコを活用することをおすすめします。
シルビアの鍵の複製は簡単に出来てしまうため、鍵の紛失には十分注意が必要で、万一紛失してしまった場合には、キーシリンダーごと交換することをおすすめします。
まとめ
シルビアはS13、S14共にターボエンジンであるSR20DET搭載のK’sが国内外で人気です。エンジン目的の盗難もあるため、盗難防止対策が必要です。
盗難防止対策は、ターボタイマーもオプションで利用できるユピテルのパンテーラシリーズがおすすめです。イモビライザー機能もあります。
イタズラや車上荒らし対策として、ドラレコの駐車監視機能もおすすめです。