子供のおもちゃやテレビなどのリモコンに使用している乾電池は、放置することで液漏れして白い粉が付いていることがあります。
車のスマートキーやリモコンキーに使用されているコイン型のリチウムイオン電池も、放置することで液漏れする可能性があります。
今回は、液漏れでスマートキーを汚さないため、スマートキーやリモコンキーの液漏れを防ぐ方法ついて紹介します。
エースロック鍵屋 目次
電池の液漏れとは
電池の中に入っている電解液が電池の外に漏れてしまう現象が液漏れと言われています。
車のスマートキーやリモコンキーに使用されているコイン型のボタン電池は、乾電池に比べ液量が少ないことから、液漏れはしにくくなっており、液漏れの可能性は低いと考えられています。
しかし、液漏れにより汚れることでキーケースを交換しなければならない、基盤を汚して使用できなくなることも考えられるため、電池の管理には注意しましょう。
電池の液漏れの原因は?
車のスマートキーやリモコンキーの場合、普段使用しないスペアキーで発生する可能性があります。
長期間使用せず保管して、電池が消耗して、スマートキーやリモコンキーを作動させることができる電圧以下まで放電された状態になると、液漏れする可能性が高くなります。
スマートキーは電池消耗が早い
スマートキーの場合は、常に微弱な電波を出し続けています。キーレスのリモコン操作のみで使用するリモコンキーと比べて電池の消耗が早いため、いざスペアキーを使用しようとするときには、電池切れで普通に使えない可能性もあります。
スマートキーの電池切れは、車内に持ち込むことで「キーの電池残量が少なくなっています」や鍵マークの点滅などで電池残量不足が確認できますが、ずっと使わず保管していると残量すらわからず、気づいたときには電池が無くなっていて、最悪コイン電池が液漏れしている可能性もあります。
液漏れした場合の対処方法
スマートキーやリモコンキーが作動せず、電池交換のためにケースを開けたら、電池の周りに白い粉がついていたら液漏れしています。
電池の電解液は、素手で触ることで汗と化学反応を起こし、化学熱傷に至る場合があり大変危険です。
必ずビニール手袋を使用するなど手を保護し、取り出した電池はすぐに廃棄しましょう。
小さなお子様のいる家庭では、絶対に放置しないようにしましょう。
汚れが電池の周囲のみなら綺麗に拭き取り、新しい電池を入れて作動可能かどうか試してみましょう。作動すれば問題なく使用可能です。
液漏れが周囲に広がっていた場合
液漏れが基盤の部分に広がっていたり、電池を新品に交換しても作動しなかった場合は、新しいスマートキーやリモコンキーと交換しましょう。
イモビライザーのチップの部分が取り出せる場合は、新しいスマートキーに移植することが可能です。移植できれば、イモビライザーの登録など必要なく使用可能です。
イモビライザーのチップが移植困難な場合は、スペアキーの作成同様、新しいスマートキーやリモコンキーでIDを再登録しなければなりません。
スマートキーで電池の液漏れを予防する対策
スマートキーの電池は、1年~2年で消耗して交換することになります。
このタイミングで、普段使用しているメインのスマートキーと、保管しているスペアのスマートキーの電池を両方交換することをおすすめします。
さらに、電池交換のタイミングで、メインキーとスペアキーを交換して使用すると、双方適度に使用されることから、更におすすめです。
スマートキーではないリモコンキーの場合は、鍵をさし込んでエンジンを始動させることから、スペアキーとして保管する場合、コイン電池を抜いて保管することで液漏れは確実に防ぐことが可能です。
まとめ
スマートキーやリモコンキーの液漏れは、普段使用しないスペアキーの電池が消耗し、放置されることで起こる確率が高まります。
液漏れした電池はビニール手袋を使用して処理しましょう。
電池交換の際には、メインキーとスペアキーの両方の電池を入れ替えることで液漏れが予防できます。