普通車から軽自動車、商用車や一部軽トラックまで幅広い車種に、盗難防止に役立つエンジンイモビライザーが装備されています。
25年以上前の車の多くは、合鍵を作成すればスペアキーとして保管できたり、そのまま使用可能でした。
イモビライザーが装備された車の場合、合鍵を作製しただけではエンジンがかかりません。
イモビライザーのID登録などの作業が別途必要になります。
今回は、イモビライザーが装備された車の合鍵作成について、作成場所なども含め紹介します。
エースロック鍵屋 目次
イモビライザーとは?
物理的な鍵だけでなくIDの照合を行うことで車両盗難を防ぐ防犯装置です。
日本では2000年代から徐々に普及し始めました。
鍵を差し込まずにドアの開錠やエンジンの始動が可能なスマートキーの車には、イモビライザーを装備します。
スマートキーの車以外でも、キーの持ち手部分にイモビライザーチップが内蔵されイモビライザーが装備される車もあります。
ロック時にメーターパネルやインパネ付近に赤いランプや鍵のマークが点滅していればイモビライザーが装備されています。
合鍵をディーラーで作成
スペアキーが残っており、キーナンバープレートがあれば、ディーラーで合鍵を作製することをおすすめします。
費用は約2万円前後で車種により異なります。納期は1~2週間ほどかかりますが、確実に純正キーが入手可能です。
合鍵作成依頼時には、キーナンバープレートと身分証明書を持参しましょう。
合鍵を鍵業者で作成
純正キーにこだわらない場合は、鍵業者で作成してもらうことも可能です。
イモビライザーキーに対応している鍵業者であることを確認し、ID登録も含めた作成費用も事前に確認しましょう。
鍵業者では、メーカー別のブランクキー(スマートキーのケースと削られていないキー)が用意されている場合があり、ディーラーと同等の費用がかかりますが、即日合鍵作成可能です。
また、費用を抑えたい場合は、社外品のブランクキーを使用することも可能ですので、鍵業者に相談するとよいでしょう。
鍵を全紛失させてしまった場合の合鍵作成
鍵を全紛失させてしまった場合、ディーラーではコンピューターの交換も行います。
費用は最低10万円~となりレッカー移動費用なども加算されます。
鍵業者の場合、現地へ出張対応可能で、その場で鍵開けから合鍵作成、イモビライザーの登録まで短時間で完了します。鍵の種類や車種により異なりますが、4~8万円の費用が想定されます。鍵全紛失時の合鍵作成は鍵業者に依頼しましょう。
鍵を全紛失させてしまうと費用がかかります。鍵を全紛失させる前に合鍵を作製することをおすすめします。
車返却の可能性がある場合
残価設定ローンやマイカーリースの場合、契約満了後に返却することになります。
残価設定ローンでそのまま継続して乗り続ける場合やリース満了後もらえるプランの場合は、乗り続けることが可能です。
5年以内のリース契約では、5年後の残価を見込んでのリース料の算出を行っていますので、スマートキーが1本足不足している、純正キーでない場合は、鍵の交換費用や純正キーの作成費用が請求されます。
ディーラーで純正キーの作成、防犯上必要ならば、キーシリンダーの交換が必要になります。
契約満了後そのまま乗り続ける場合
残価設定ローンでそのまま乗り続ける場合や、新車マイカーリースで7年以上、中古車で5年以上の場合、リース期間満了後に車がもらえ、そのまま乗り続けることが可能な契約があります。
鍵紛失の際、リース会社のカスタマーサービスに連絡し、今後そのまま乗り続ける旨相談することで、鍵を100%原状復帰しなくても良い場合もあります。
鍵のトラブルを扱う業者に連絡して、スペアキーを作成してもらい、リース満了後そのまま乗り続けることが可能です。
まとめ
イモビライザー装備の鍵も合鍵の作製は可能です。
時間がかかっても問題ない場合や、車の返却条件がある場合は、ディーラーに合鍵作成を依頼しましょう。
純正キーに拘らず、すぐに合鍵が欲しい場合や、鍵を全紛失させてしまった場合には、鍵業者に依頼しましょう。
ドアの開錠、合鍵作成、イモビライザーのID設定まで全てその場で行います。