プリウスは1997年12月に発売され、世界に先駆けてトヨタがガソリンエンジンと電気モーターを使ったハイブリッドカーを実現しました。
2代目20系モデルからはトランクを開く際にリヤガラスも同時に開くハッチバックスタイルを採用し、ボディサイズはゆとりの3ナンバーサイズに拡大、室内空間のゆとりとインテリアの質感の向上、モーター出力の向上により販売台数をさらに伸ばしました。
2020年2月現在のプリウスは4代目のモデルで、最も燃費に優れたグレードで39.0km/L(JC08モード)を達成しています。2018年12月のマイナーチェンジで、これまでグレード別で装備されていた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するなど、予防安全装備を充実させました。
エースロック鍵屋 目次
プリウスのイモビライザー付車の特徴は?
盗難の被害を防ぐため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されているプリウスは、スマートキータイプならすべて標準装備されます。プリウスは2代目20系からイモビライザーを標準装備します。ただし、20系前期型のキーはスマートキーのように見えますが、ドアハンドルにリクエストボタンがなく、リモコン操作が必要であったり、スタートボタンを押す前に、キーをスロットに差し込んでおく必要がありました。
キーレスキーで鍵を差し込むタイプのプリウスには、装備されません。キーレスキータイプのプリウスは、1997年から2002年まで販売された初代10系のみです。
プリウスの鍵の形状について
トヨタ車のスマートキーにあるエマージェンシーキーの形状はウェーブキーと呼ばれる形状で、カギの外側にギザギザが無く内側にギザギザがあるタイプです。ウエーブキーは内溝キーとも呼ばれ、セキュリティーが高いのが特徴です。プリウスのスマートキー搭載車のエマージェンシーキーもウエーブキーです。
内側を削る専用の機械が必要のため、ホームセンターなどでは、作成できない場合があります。
プッシュスタートシステムのプリウスはイモビライザー標準装備
ハイブリッドカーの代名詞でもあり、燃費性能に優れたプリウスは盗まれやすい車とされています。一般社団法人日本損害保険協会が発表した2017年11月調査のデータでプリウスは1位、2016年及び2015年もプリウスも1位で3年連続最も盗まれやすい車となっています。盗難の被害を防ぐためプリウスにはIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。2003年9月のモデルチェンジで2代目となった20系プリウス以降のモデルではイモビライザーは全グレード標準装備です。
ハイブリッドシステムが起動しない場合は?
プリウスの場合、走行可能な状態になると「READY」マークが点灯します。モーターで走行可能なため、エンジンは始動しない場合がほとんどです。プリウスのハイブリッドシステムが起動しない場合の対処方法を紹介します。
スマートキーの電池残量が少ない場合
スマートキーの電池残量が少ない場合、ブレーキを踏んでスタートボタンを押しても起動しません。スタートボタンにスマートキーを近づけてもう一度スタートボタンを押してみましょう。この方法で起動した場合、早めに電池交換しましょう。
電池交換は、スマートキーの横にあるプッシュスイッチを押し、エマージェンシーキー(メカニカルキー)を引き抜きます。スマートキーにキズをつけないように注意してケースを開けるとコイン型の電池が入っていますので交換しましょう。
プリウスの緊急始動機能
パーキングブレーキがかかっていることを確認、スタートボタンを1回押してアクセサリーモードにします。ブレーキペダルを踏んでスタートボタンを15秒以上押し続けます。この方法で始動できなかった場合は、異常の可能性がありますのでディーラーに連絡しましょう。
参考:プリウス 取扱説明書
2代目20系は前期と後期で鍵の形状が違う
初代10系プリウスは、キーレスキーで鍵を差し込んで回すタイプでイモビライザーはありません。30系以降は、スマートキーが標準装備されイモビライザーが標準装備されます。20系プリウスは、全車イモビライザーを標準装備しますが、カギのシステムが前期モデルと後期モデルで違います。
20系後期モデルはスマートキーとなり、キーを持っているだけでドアロックの解除、ハイブリッドシステムの起動がプッシュ操作で可能になります。しかし、20系前期モデルは、一見スマートキーのように見えるキーですが、スマート機能がありません。
ドアのロックとアンロックは、キーレスキーと同じようにリモコンで操作し、スロットインと呼ばれる差込口にキーを差し込んでから、プッシュスタートボタンを押さないとハイブリッドシステムは起動しません。
鍵のトラブルで業者に連絡する場合には、前期モデルか後期モデルか伝えることで対応がスムーズになります。
左ハンドルのプリウスのイモビライザートラブルは?
米国トヨタで販売しているプリウスが、日本国内に逆輸入車として入ってきています。アメリカでは、ヘッドライトの両端付近にオレンジ色のサイドマーカーが必要になることから、プリウスの逆輸入車にもありますので、デザインにちょっとした違いがあります。
逆輸入のプリウスは、国内のトヨタディーラーでは、イモビライザーキーのトラブルは受け付けてもらえません。逆輸入のプリウスの鍵のトラブルは鍵業者に相談しましょう。
国内のプリウスとの違いは、スマートキーに「パニックボタン」が追加されます。このボタンを押すとクラクションが鳴り緊急事態を周囲に知らせます。
プリウスのイモビライザー付きの鍵トラブルは鍵業者へ連絡
プリウスでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。プリウスの2代目20系以降のモデルにイモビライザー装備し、20系後期以降のモデルはスマートキーのみとなります。ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。
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