車のメーターパネルには、色々な警告灯が点灯、点滅表示するようになっています。突然鍵マークの警告灯が点滅したら、なんだろうと考えてしまいます。
また、メーカーによって鍵のマークが異なり、表示方法も異なる場合があります。ここでは、車で鍵マークが点滅している場合の原因と対策について紹介します。
元記事投稿日:2021年3月22日
追記:2023年1月19日 2023年2月11日 2024年4月20日
エースロック鍵屋 目次
鍵のみのマークが点滅している場合
鍵のみのマークや鍵のマークの真ん中に線が入ってたりする警告灯が点滅している場合には、スマートキーの電池切れが近づいていることを知らせています。スマートキーの電池が完全に切れてしまうとスマートキーでドアの開閉やエンジンの始動ができなくなります。
鍵のみの警告灯が点滅した場合は、早めにスマートキーの電池を交換しましょう。また、自宅等で保管しているスペアーのスマートキーの電池も電波を出し続けているため、同時に交換をおすすめします。
最近では、メーターパネル内にTFT液晶モニターを採用し、スマートキーの電池残量が少なくなると、スマートキーの電池残量が少なくなっている旨の警告を表示してくれます。
電池交換の方法
スマートキーの電池は簡単に交換可能です。
エマージェンシーキーを取り外し、ケースにある切れ目の部分に、マイナスドライバーの先端を布で保護しながら差し込み、テコの原理を利用して開けます。
電池の種類は、メーカー車種によって異なりますCR2025などのコイン電池が入っています。
電池は家電量販店、ホームセンター、コンビニで販売されています。
100円ショップでも販売していますが、短期間で消耗しますのでおすすめできません。
セキュリティアラームに注意
時々、駐車場で「ピーッピーッピーッ」とクラクションの音が聞こえてきませんか?セキュリティアラームが作動した音です。スマートキーの電池切れ、リモコンキーの電池切れで、エマージェンシーキーを使って鍵穴で開錠した場合、正しい方法で開錠されなかったと判断され、セキュリティアラームが作動してしまいます。
セキュリティアラームが作動したら、慌てずにエンジンをかけましょう。エンジンをかけることでセキュリティアラームが解除されます。
車と鍵のマークが点滅している場合
車と鍵のマークや車と南京錠のマークなどは、イモビライザーが正常に作動していることを意味します。
エンジンを切り、ドアロックするとメーターパネル内に点滅し始めます。
イモビライザーとは、鍵に登録したIDコードと車に登録されたIDコードが一致しなければ、エンジンが始動できないセキュリティシステムです。このマークは、エンジンを切って駐車中に点滅しています。夜間も点滅していますので、盗難防止にも役立っています。
エンジンがかかっている状態で、このマークが表示された場合には、イモビライザーのシステム異常が疑われます。最寄りのディーラーにご相談ください、
色別で鍵のマークが表示される場合
通常、電源ポジションをオンにすると2秒後に消灯します。電源ポジションがオンの時、スマートキーを車外に持ち出すと黄色で点滅します。スマートキーの電池切れは、緑色で点滅します。
ステアリングロックやスマートキーに異常がある場合は、黄色で点灯します。黄色で点灯した場合には、お近くのディーラーに点検を依頼しましょう。
メーカー各社 車の鍵マーク 点滅 について
トヨタ自動車 鍵マーク 点滅
トヨタページでは、Q&Aページにて赤い鍵マーク点滅について記載があります。どうしてもエンジンを切っての赤の点滅なので何?になってしまいがちですが、赤い鍵マーク(車の鍵マーク点滅)の表示灯はセキュリティ表示灯と明記があります。それほど大きくない表示となりますので、下記のマニュアルのような表示となってますので、いままでおぼろげに確認されている場合は、しっかり確認して本当にセキュリティ灯の点滅か確認しておいた方が良いでしょう。また表示箇所も各車種若干の差はあれど殆どの表示灯のマークは同じなので、下記の記号を見てつけてみてください。
トヨタ自動車について、他社同様に鍵マークが点滅している場合、イモビライザーシステムが作動している可能性があります。イモビライザーシステムは、車両のイモビライザーの鍵に埋め込まれたチップと車両のコンピュータが通信し、正しい鍵でないとエンジンがかからないようにする防犯システムです。
エンジンを切った(ハイブリッドシステムを停止した)後、赤く点滅しますが、これはおクルマの盗難防止システムが正常に作動していることをお知らせするものです。次におクルマをご使用になるまで点滅していますが、それが正常な状態ですのでご安心ください。
https://faq.toyota.jp/faq/show/202
日産自動車 鍵マーク 点滅
日産車の防犯システムであるイモビライザーは、車両の盗難を防ぐために設計された重要なシステムです。このシステムは、鍵に埋め込まれたチップと車両のコンピュータが通信して、正しい鍵でないとエンジンがかからないようにする仕組みを持っています。この仕組みにより、車両の所有者は、鍵を持っていない人が車を盗むことを防ぐことができます。
日産車のイモビライザーシステムは、作動中には鍵マークが点滅 (赤)していることがあります。この点滅は、電源ポジションがOFFの時に基本的に表示されます。トヨタ自動車のセキュリティ灯と同様に、日産のセキュリティインジケーターが点滅することで、車両の盗難を防止するためにシステムが働いていることを示します。しかし、逆に、電源ポジションなのにセキュリティインジケーターが点灯となっている場合は、システム異常の可能性があるため、修理工場あるいは販売店で見てもらう必要があります。また、日産車の車種によっては、イモビライザーキーの電池切れの警告表示となる場合もあります。この場合も、鍵マークが点滅(赤)することがあります。この警告表示が点滅している場合は、早急に鍵の電池交換を行う必要があります。これにより、イモビライザーシステムが正しく機能し、車両の盗難を防止することができます。
したがって、日産車のイモビライザーシステムは、車両の盗難を防止するために非常に重要な役割を果たしています。そして、そのシステムが正しく作動しているかどうかを確認するために、鍵マークが点滅していることを確認することが必要です。もし、鍵マークが点滅していない場合は、システム異常が疑われるため、修理工場あるいは販売店にて点検が必要となります。
日産車の鍵マーク点滅詳細
鍵マークが点滅(赤)することで、イモビライザーシステムが正常に作動しているかを確認することができます。特に車両を長期間使用していなかった場合や、車両のバッテリーが上がっている場合には、イモビライザーが作動しないことがあります。その場合、鍵マークが点灯しているかどうかを確認することで、正常に動作しているかどうかを確認することができます。
また、鍵マークが点滅している場合は、認証されるまでエンジンがかからないということを覚えておく必要があります。これは、イモビライザーシステムが車両を盗まれる可能性を減らすために設けられた仕組みであり、車両所有者が確認しない限り、エンジンがかからないため盗難を未然に防ぐことができます。
さらに、日産車のイモビライザーシステムには、イモビライザーキーの電池切れの警告表示がある場合もあります。鍵マークが点滅している場合に限らず、定期的にキーの電池残量を確認することが重要です。キーの電池が切れてしまうと、車両のドアを開けることができなくなったり、エンジンをかけることができなくなってしまうことがあります。そのため、キーの電池残量が低くなった場合には、早めに交換することをおすすめします。
日産車のイモビライザーシステムは、車両を盗まれる可能性を低くするために設けられた重要な防犯システムです。鍵マークが点滅していることを確認することで、システムが正常に作動しているかどうかを簡単に確認することができます。ただし、キーの電池切れやシステム異常など、注意しなければならないポイントもありますので、定期的に点検していくことが重要です。
日産車のイモビライザーシステムの引用
イモビライザー(盗難防止装置)について
引用:https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVIOM/NOTE_SPECIAL/GAS/1612/index.html#!page?e12jc1-88d73ddd-7242-4ead-bb48-7962d3dea0f8
車両の盗難に対する防御性能を高めるために、あらかじめ登録されているキー以外での始動を禁止するシステムです。
イモビライザーが働いているときは、セキュリティーインジケーター(表示灯)が点滅します。
ホンダ 鍵マーク 点滅
本田技研工業(ホンダ自動車)の場合は、トヨタや日産と違ってエンジンをOFFにしたに点滅表示されてセキュリティの意味でも見た目で訴えかける仕様となっていますが、ホンダの場合は、エンジンスターターのOFF後、数秒点灯して消えるのが正常動作となります。メーカーによって表示意味や、点灯
本田技研工業(ホンダ自動車)の場合は、トヨタや日産と違ってエンジンをOFFにしたに点滅表示されてセキュリティの意味でも見た目で訴えかける仕様となっていますが、ホンダの場合は、エンジンスターターのOFF後、数秒点灯して消えるのが正常動作となります。メーカーによって表示意味や、点灯、点滅の意味が違ってきますので、自分の自動車に搭載されているマニュアルの確認が必要となります。もしマニュアルがない場合でも、ホンダサイトにも詳しく記載がありますので確認をしてみてください。
ホンダ自動車もついても他社同様でイモビライザーキーのチップと車両側のコンピューターが一致しない限りエンジン始動ができません。その為自動車側のコンピューター異常やイモビライザーキー側の問題又は、通信間での問題などが考えられますが、エンジン始動前のOFF時の鍵マーク点滅については問題ありません。
Hondaスマートキーシステム警告灯Hondaスマートキーシステムが異常のときに点灯します。
【点灯したときは】
エンジンスイッチを”//”にしたときに、数秒間点灯して消えるのが正常です。
エンジンスイッチを”//”にしても点灯しない場合や数秒経っても消灯しない場合、運転中に点灯した場合は、Hondaスマートキーは使わずに内蔵キーを使い、ただちにHonda 販売店で点検を受けてください。
説明文引用:https://www.honda.co.jp/afterservice/advice/knowledge/
三菱自動車 鍵マーク 点滅
三菱自動車のイモビライザーの鍵マークについては、トヨタ、日産同様に、エンジンキーをOFFにした時に点滅が始まり、ON時に消える仕様となっています。三菱自動車サイトにもありますように、ONにしても点滅が消えない場合は異常の可能性がありますので、点検を受けたほうが良いでしょう。
また、三菱自動車サイトを確認したところ、イモビライザーやセキュリティインジケーターにて検索すると下記が表示されましたので掲載しておきます。イモビライザー搭載車にて全車種こちらのインジケーターが点滅するかは未確認です。
盗難防止機能の「イモビライザー」が働いていることを示す「セキュリティインジケーター」の可能性があります。セキュリティインジケーターはキースイッチ(電源ポジション)がON以外の時に点滅するため、異常ではありません。ONにした後も点灯し続けるときは、システムの異常が考えられるため、三菱自動車販売会社で点検を受けてください。
説明文引用: https://faq.mitsubishi-motors.co.jp/faq/show/901
※上記画像の引用先: https://faq.mitsubishi-motors.co.jp/faq/show/901
マツダ株式会社 鍵マーク 点滅
マツダ株式会社のイモビライザーシステム (アドバンストキー装備車)の鍵マークについては、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車同様に、エンジンキーをOFFにした時に、セキュリティ表示灯の点滅が始まり、ON時に消える仕様となっています。また、エンジンキーをONにした後、エンジンスタートしてから3秒後にセキュリティ表示灯が消えます。
マツダ株式会社のイモビライザーシステムが搭載されている車においては共通のセキュリティ表示灯が点滅するようです。エンジンがスタートしているのにセキュリティ表示灯が点滅あるいは点灯している場合は、マツダ販売店で見てもらうのが無難です。
KEY警告表示/警告灯 (赤):マツダの同じような鍵マークの点いた警告灯
・キーを (車内でも) 感知しにくい場所に置いている。
マツダ DEMIO マニュアルより画像&テキスト引用: https://www2.mazda.co.jp/carlife/owner/manual/demio/dj/edke/contents/02250100.html
・携帯電話、テレビ、ラジオ、トランシーバーなどからの電波でシステムが影響を受けている。
下記の引用先URLにて対処方も記載さています。
株式会社SUBARU 鍵マーク 点滅
株式会社SUBARUのイモビライザーシステム (イモビライザー)の鍵マークについては、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車同様に、エンジンキーをOFFにした時に、セキュリティ表示灯の点滅が始まり、ON時に消える仕様となっています。また、エンジンキーをONにした後、セキュリティ表示灯が2回点滅してセキュリティ表示灯が消えます。
スバルでは、セキュリティ表示灯は、イモビライザー機能・盗難警報装置の動作が正常であるどうかの表示灯となっている為、他メーカーと比べ、イモビライザー以外の表示も兼ねています。もしエンジンキーをONにしてもセキュリティ灯がついたままの状態の場合は、ディーラー又は出張鍵屋へお問合せください。
┃スバル表記では下記のように記載されています。
車に搭載されている盗難警報装置が監視状態に入ると、メーター内にあるセキュリティ表示灯が2回連続で点滅します。ただし、プッシュエンジンスイッチを押していないときはゆっくり点滅をします。正規のアクセスキーを携帯している場合、プッシュエンジンスイッチを押すことで灯が消えます。ただし、エンジンが切っている最中は基本的に点滅状態になっています。
セキュリティ表示灯が点滅していますが、どのような状態なのか教えてください。
セキュリティ表示灯は、イモビライザー機能の作動および盗難警報装置の状態を示します。盗難警報装置が監視状態に入るとメーター内のセキュリティ表示灯が2回連続の点滅を繰り返します。また、プッシュエンジンスイッチを押していないときはゆっくり点滅をします。正規のアクセスキーを携帯し、プッシュエンジンスイッチを押すと消灯します。
スバルFAQより引用:https://faq.subaru.jp/print/faq/627?site_domain=default
※エンジンを切っている最中は基本的に点滅しています。
車種・年式によって異なる部分や注意事項などについては該当車種の取扱説明書をご覧ください。
イモビライザーが付ている各メーカーのメーター回りの「鍵マーク 点滅」について
イモビライザー搭載車のメーター回りに点滅する鍵のマークは、車両盗難の警告表示です。イモビライザーシステムは、キーからの信号を解析し、認証に合格した場合にエンジンを始動できるようにしています。イモビライザーシステムが正常に作動している場合、キーが認証された後に鍵のマークは消灯します。もし認証に失敗した場合、鍵のマークが点滅し、エンジン始動ができなくなります。
メーカーによって鍵のマークの点滅の仕方や判断の仕方は異なりますが、一般的には鍵のマークが点滅する場合、以下のような状況が考えられます。
- キーが認証されなかった場合
- イモビライザーシステムに異常が発生した場合
- キーの電池が弱くなった場合
- イモビライザーに関連するシステムに異常が発生した場合(例:ドアのロックが正常に作動しないなど)
となります。メーター回りの点滅については気になる部分ではりますが、基本的にはエンジンキーONからエンジン始動後は消える物が多いので、もしエンジン開始時にもイモビライザーの警告灯がついている場合は、やはりディーラーや出張鍵屋・自動車修理工場にて見てもらう事をおすすめします。
車の鍵マークが点滅する問題のまとめ前の小まとめ
「車の鍵マークが点滅する」問題は、車両のセキュリティシステムと密接に関連しています。このマークの点滅は、通常、何らかの警告または情報を運転者に伝えるためのものです。以下に、この問題に関する概要と、いくつかの主要な自動車メーカーのシステムで何を意味するのかをまとめます。
一般的な意味
1. イモビライザーシステムのアクティブ化
- イモビライザーは車両盗難防止のための電子セキュリティデバイスです。鍵が車両と通信して適切な信号を送信しない場合(例えば、非純正の鍵を使用した場合や鍵の電池が切れている場合)、鍵マークが点滅します。
2. 鍵の認識失敗
- 鍵のトランスポンダーが故障しているか、または正しく車両に認識されていない場合、このマークが点滅することがあります。
3. システムエラー
- 電子部品の故障や、関連するセキュリティシステムの不具合が原因で、鍵マークが点滅することもあります。
主要な自動車メーカー別の解釈
トヨタ自動車
- トヨタの場合、鍵マークの点滅は、イモビライザーシステムが作動していることを意味します。鍵が車両に適切に認識されていない場合に点滅を開始します。つまり、鍵マーク 赤 点滅については問題ありません。
ホンダ技研工業
- ホンダ車では、このマークが点滅するのは、鍵の電池が弱くなっているか、鍵が認識されていない場合が多いです。また、正常動作はエンジンスターターOFF後、数秒点灯して消えるが正常動作となります。
日産自動車
- 日産では、イモビライザーの警告として鍵マークが使用されることがあり、鍵が認識されていないか、システムに何らかの問題がある場合に点滅します。但し、鍵マーク 赤 については点滅は正常動作となります。
三菱自動車
- エンジンキーをOFFにした時に点滅が始まり、ON時に消える仕様となっています。三菱自動車サイトにもありますように、ONにしても点滅が消えない場合は異常の可能性がありますので、点検を受けたほうが良いでしょう。
株式会社スバル
- スバルの車では、セキュリティシステムの不具合や、エンジンキーが車内にないと判断された時に点滅します。エンジンキーをOFFにした時に、セキュリティ表示灯の点滅が始まり、ON時に消える仕様となっています。また、エンジンキーをONにした後、セキュリティ表示灯が2回点滅してセキュリティ表示灯が消えます。
対処法
このような問題が発生した場合、以下のステップで対応することが推奨されます:
- 鍵のバッテリーのチェック
- 鍵のバッテリーが弱っている可能性があるため、交換してみてください。
- 鍵のリセットまたは再プログラム
- 鍵をリセットするか、車両に再度プログラムしてみてください。これには専門的な設備や知識が必要になる場合があります。
- 専門家に相談
- 上記の方法で問題が解決しない場合、専門の鍵屋やディーラーに相談することをお勧めします。
この内容は、一般的な情報としてまとめてあります。特定の車種や問題について適合しない場合もありますので、故障が疑われる場合はディーラーは専門工場へに確認が必要となります。
車の鍵マークが点滅している場合のまとめ
鍵のマークの点滅は、電池切れのサインと覚えておくことで、早めにスマートキーの電池交換をすることができます。エンジン停止中の鍵マークの点滅は、イモビライザーが正常に作動しているサインです。
メーカーや車種によって、鍵の警告灯表示は様々です。電池を交換したばかりなのに、鍵のマークが表示されたら違う意味かもしれません。表示する色や、ディスプレイにメッセージで表示される場合もあります。
不安な場合は、取扱説明書の確認、ディーラーで確認、鍵の専門店への確認などしっかり理解することが大切です。