玄関や勝手口の鍵といえば「GOAL」のロゴか入っている鍵穴や鍵が多くあります。
住宅用の鍵として、美和ロックに次いで国内2番目のシェアを持ち、本社のある関西エリアでは高いシェアを持ちます。
戸建住宅で人気の、おしゃれなプッシュプルハンドル方式の電気錠、オフィスでは、電気錠による出入管理システムやカードでの入室などのスマートロックのサービスを提供しています。
今回は、株式会社ゴール(GOAL)について紹介します。
エースロック鍵屋 目次
株式会社ゴールとは
株式会社ゴールは、大阪市淀川区に本社を持つ、錠前と鍵を製造販売している会社で、1914年11月に創業し、設立は1957年11月です。
業界シェアは美和ロックに次いで2位ですが、創業では美和ロックよりも21年前で、1932年には日本初のシリンダー錠を開発しています。
円筒錠を開発したのがゴール社であり、勝手口やトイレの鍵に使用されている有名な鍵メーカーです。
支店は、東京、富山にあり、営業所は、札幌、仙台、名古屋、高松、広島、福岡にあります。
工場は、2018年にリニューアルした米子工場をはじめ、九州工場、徳島工場が主力工場として稼働しています。
株式会社ゴールの歴史
大正時代は、精度の高い錠といえば、欧米からの輸入品や模造品に頼らざるを得ませんでした。ゴールは初めてシリンダー錠の国産化に着手しました。
創業から100年を超える歴史ある錠前製造メーカーです。
1914年(大正3年)に、大阪市福島区において「大阪白玉錠製作所」を創業し、彫込錠・面付錠の製造を開始しました。
1928年、「谷山製作所」と社名を変更し、1932年に国内初のシリンダー錠、満州錠と称する玄関錠を製造開始しました。
1946年、本社を大阪市淀川区に移転、1959年に国内初の円筒錠「ユニロック」の製造販売を開始しました。
1964年、社名を「株式会社ゴール」に変更し、1970年までに、九州工場、米子工場、徳島工場、台湾工場を設立しました。
1972年には、日本初の電気錠、カードロック及び各種防災システムを開発、1991年、7本ピンシリンダー(Zシリンダー)を開発しています。
1997年にはセキュリティに優れたV18シリンダーを開発、V18シリンダーは2002年に、日本で初めて米国のUL防犯規格に合格し登録されました。
ゴールの鍵の種類
ゴールの製造販売する代表的な鍵を紹介します。
インテグラル錠、円筒錠
取っ手が丸く、握り玉状のドアノブを回してドアを開ける円筒錠は、玄関のドアの他、勝手口や倉庫、トイレ、オフィスなど様々な場所に設置されています。
ゴールの円筒錠には、「UC」シリーズがあり、通常のロックの他、トイレに多く設置される非常解錠装置と赤い表示などによる施解錠状態の表示が付いた「UC-45」があります。
「UH」は、米国UL規格の防火認定を受けた円筒錠で、操作性、耐久性、取付性に優れた円筒状です。
プッシュプル・レバーハンドル錠
ドアと一体のデザインを持つ、おしゃれな縦型のプッシュプルドアハンドルや、操作性に優れたレバー式のドアハンドルもゴールの特徴です。
「PX」シリーズは、防犯性と操作性に優れたツーロックのグリップハンドル型プッシュプル錠で、戸建て住宅の玄関ドアに多く採用されています。
レバーハンドル錠は、レバーを下げる操作でドアを開けることが可能で、操作性に優れます。防犯性、耐久性に優れ、頻繁に開閉される事務所のドア、主要出入口に多く採用されています。
ゴールの電気錠
マンションなどのエントランスに設置されるオートロックや、ホテルのカードキー+自動ロックがあります。
カードは、非接触ICカード方式(JCLM)、カードを差し込む磁気カード方式(JCL)がありビジネスホテルや社員寮、出入管理システムを用いて入室履歴を管理したい研究所などで利用されています。
ゴールの鍵はGMSまたは鍵業者へ
ゴールの鍵を故障やトラブルが発生した場合、全国約200箇所以上ある「身近なカギの相談窓口」がGMS(ゴールメンテナンスステーション)です。
「10年以上の経験」など厳しい基準をもとに認定したロックサービス代行店です。
鍵の購入やメンテナンスは主に代行店が行っています。
また、多くのドアに採用されている鍵のメーカーであることから、鍵の専門業者も多く対応可能ですので、ゴールの鍵で困ったら鍵のトラブルを扱う業者にご相談下さい。